“別段”の読み方と例文
読み方割合
べつだん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
狼群(ろうぐん)は鉄砲(てっぽう)をおそれて日中はあまりでないし、また人間の姿(すがた)が見えると、さっさと逃(に)げてしまうので、この日は別段(べつだん)危険(きけん)もなかった。
「自分の家に属してある属領から上って来る物があるからそれで沢山だ。別段(べつだん)に法王に御厄介(やっかい)をかけてそんなに沢山貰うにも及ばぬ」
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
一体(いつたい)東海道(とうかいだう)掛川(かけがは)の宿(しゆく)から同(おなじ)汽車(きしや)に乗(の)り組(く)んだと覚(おぼ)えて居(ゐ)る、腰掛(こしかけ)の隅(すみ)に頭(かうべ)を垂(た)れて、死灰(しくわい)の如(ごと)く控(ひか)へたから別段(べつだん)目(め)にも留(と)まらなかつた。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)