“北海道”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほくかいだう43.8%
ほっかいどう25.0%
ほつかいどう18.8%
あちら6.3%
ほくかゐだう6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
井戸ゐどのふちに茶碗ちやわんゆゑ、けんのんなるべし。(かしや、かなざもの、しんたてまつる云々うんぬん)これは北海道ほくかいだう僻地へきち俚謠りえうなり。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
あの北海道ほっかいどうへゆき、それから、カムチャツカあたりまでかせぎをして、いまは、北海道ほっかいどうでりっぱなみせっているのでありました。
般若の面 (新字新仮名) / 小川未明(著)
奧羽地方おううちほうではさらくだつて四千七百尺しせんしちひやくしやくから三千五百尺さんぜんごひやくしやくたかさまでになり、北海道ほつかいどう南部なんぶでは一千五百尺いつせんごひやくしやくくだり、その中央ちゆうおうではつひ海水面かいすいめん一致いつちしてゐます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
「それに鶴さんは、着物や半衿はんえりや、香水なんか、ちょいちょい北海道あちらへ送るんだそうだよ。島ちゃんしっかりしないと駄目だよ」
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
此所ここゑがきたるものの出所しゆつしよは岩磐新地貝塚なるが、其用そのえうおそらくエスキモーの所用しよやうの者とひとしくもりの先にけて海獸かいじゆう大魚たいぎよを打ちむるに在りしならん。類品るゐひん北海道ほくかゐだうレブン島よりも出でたり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)