北海道ほっかいどう)” の例文
あの北海道ほっかいどうへゆき、それから、カムチャツカあたりまでかせぎをして、いまは、北海道ほっかいどうでりっぱなみせっているのでありました。
般若の面 (新字新仮名) / 小川未明(著)
わたしは尋常科じんじょうかの四年を卒業そつぎょうするまで、北海道ほっかいどうにおりました。そのころは、尋常科は四年までしかありませんでしたから、わたしは北海道で尋常小学を卒業したわけです。
くまと車掌 (新字新仮名) / 木内高音(著)
榎本武揚えのもとたけあきが、北海道ほっかいどう五稜郭ごりょうかくにたてこもって、あたらしい政府せいふにてむかい、とらえられたことは、まえにかきましたが、そののち、武揚たけあき東京とうきようにおくられ、とりしらべをうけてから
若者わかものはよろこんで、それなら北海道ほっかいどうへゆくのにあまるほどだといって、主人しゅじん時計とけいってもらうことにしたのでした。
般若の面 (新字新仮名) / 小川未明(著)
彰義隊しょうぎたいけいくさにおわったあと、幕府ばくふがわのひとたちは、東北地方とうほくちほうにのがれ、二本松にほんまつ会津若松あいづわかまつや、北海道ほっかいどう箱館はこだて函館はこだて)の五稜郭ごりょうかくなどで、官軍かんぐんにてむかい、つぎつぎにやぶれていきました。
北海道ほっかいどうからってきた、いろいろのみやげものをさしして、あらしのよるおもなどをかたり、そして、あの時分じぶんっていただいた時計とけいを、まだおちなさるなら
般若の面 (新字新仮名) / 小川未明(著)
おばあさん、飛行機ひこうきは、汽船きせんよりも、汽車きしゃよりもはやいんですよ。あれにれば、一にちで、北海道ほっかいどうから、九州きゅうしゅうまでもべるんです。これからの戦争せんそうは、飛行機ひこうきになりますよ。
おばあさんとツェッペリン (新字新仮名) / 小川未明(著)