“時計”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とけい84.8%
どけい8.9%
とかい1.3%
やつ1.3%
オアニヨン1.3%
クロック1.3%
クロノメーター1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかるに、不思議ふしぎなことには、むらに二つ時計とけいがありましたが、どうしたことか、二つの時計とけいやく三十ぷんばかり時間じかんちがっていました。
時計のない村 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ちょうど、このとき、ちゃだんすのうえにあったざまし時計どけいが、「チョット、チョット。」といって、よっちゃんをあたまうえびました。
時計とよっちゃん (新字新仮名) / 小川未明(著)
ながあいだ、このむら人々ひとびとは、時計とかいがなくてすんできました。太陽たいようのぼりぐあいをて、およその時刻じこくをはかりました。
時計のない村 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「いんや、不可いけない。六十弗で此の毀れた時計やつを買って呉れるか、さもなければ——」
夜汽車 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
「おや、とんだ時計オアニヨンだ」と、ニヤリと笑ってから、「お前さん達は、安南人アナミかね、支那人シノアかね」
ハイドンの『時計クロック交響曲』(七〇七七—八〇、名曲集五七)も、非常に傑出したものであった。
しかるに長い航海の間にはどんな良い時計クロノメーターでも多少の誤差を生ずるのは免れ難い。
話の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)