“とかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
都会84.1%
渡海6.8%
都會4.5%
兎怪2.3%
時計2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甲州街道に肴屋さかなやはあるが、無論塩物干物ばかりで、都会とかいに溢るゝしこ秋刀魚さんままわって来る時節でもなければ、肴屋の触れ声を聞く事は、殆ど無い。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
船を造り荷物を仕入れて大阪に渡海とかいせしむる者あり、或はみずからその船に乗る者あり。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
大部分だいぶぶんひと生活せいかつしてゐる都會とかいは、せま土地とち大勢おほぜいひとみ、石炭せきたん煤煙ばいえんや、そのほか塵埃じんあいでもって空氣くうきがおそろしくにごつてをり、また各種かくしゆ交通機關こうつうきかん發達はつたつして晝夜ちゆうやわかちなく
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
ながあいだ、このむら人々ひとびとは、時計とかいがなくてすんできました。太陽たいようのぼりぐあいをて、およその時刻じこくをはかりました。
時計のない村 (新字新仮名) / 小川未明(著)