“都会”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とかい69.8%
みやこ11.3%
とくわい7.5%
まち5.7%
とち1.9%
まちかた1.9%
シティ1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なぜなら、かれおおきな都会とかいほど、文化ぶんか発達はったつし、芸術げいじゅつさかんであり、それによって自分じぶん成長せいちょうさせることができるとかんがえたからです。
しいたげられた天才 (新字新仮名) / 小川未明(著)
都会みやこから入り込んだ薬草採り、今山から行かれてみろ、村方一円火の消えたように、ひっそり閑とさびれてしまう。こっちからペコペコお辞儀を
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
里言さとことばにこれを雁の総立そうだちといふ。雁のそなへある事軍陣ぐんぢんごとし、とりになき事也、他国の雁もしかならん。田舎人ゐなかうどにはめづらしからねど都会とくわいの人の話柄はなしぐさにいへり。
「……お父な、嫁にでも直くぐんでなかったら、都会まちさ稼ぎに出れッてるんだども……!」
不在地主 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
「しっとりした都会とちで、住んだら、住みよいところで、離れにくいそうやが——」
モルガンお雪 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
農村むらかたへ行けば百姓一揆、都会まちかたへ来ればうちこわし、これではいかな田沼意次も、執政としての責任上、老中を引くことでござりましょうな」
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
リモジン車というのは運転台と後部の車室とが完全に別れた、或いは其の間に劃壁パアテションのある、純都会シティ用、社交用の、第一公式的な高級車だ。趣味の八釜しい上流の人か、老人の乗る車である。
土から手が (新字新仮名) / 牧逸馬(著)