“農村”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のうそん60.0%
ひやくしやうむら20.0%
むらかた20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
農村のうそん天道様てんとうさまの信心が無くなったら、農村の破滅はめつである。然るに此信心は日に/\消亡しょうもうして、人智人巧唯我唯利の風が日々農村人心の分解ぶんかいうながしつゝあるのだ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
何れも旧南部藩の武家さむらひ、廃藩置県の大変遷、六十余州を一度に洗つた浮世の波のどさくさに、相前後して盛岡の城下から、この農村ひやくしやうむら逼塞ひつそくしたのだ。
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
農村むらかたへ行けば百姓一揆、都会まちかたへ来ればうちこわし、これではいかな田沼意次も、執政としての責任上、老中を引くことでござりましょうな」
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)