“むらかた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
村方94.7%
農村5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
名主だった松井の先々代に支配されていた村方むらかた一般の子孫なので、ものの考え方や生活感情に、習俗とでもいうような共通したものがあるらしい。
春の山 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
お山の下の恐しい、あの谿河たにがわを渡りました。村方むらかたに、知るべのものがありまして、其処そこから通いましたのでございます。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
農村むらかたへ行けば百姓一揆、都会まちかたへ来ればうちこわし、これではいかな田沼意次も、執政としての責任上、老中を引くことでござりましょうな」
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)