“のうそん”の漢字の書き方と例文
語句割合
農村100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
農村のうそん天道様てんとうさまの信心が無くなったら、農村の破滅はめつである。然るに此信心は日に/\消亡しょうもうして、人智人巧唯我唯利の風が日々農村人心の分解ぶんかいうながしつゝあるのだ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
信吉しんきちは、学校がっこうからかえると、野菜やさいみずをやったり、むし駆除くじょしたりして、農村のうそん繁忙期はんぼうきには、よくうち手助てだすけをしたのですが、今年ことしは、晩霜ばんそうのために、山間さんかん地方ちほう
銀河の下の町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
農村のうそんにびんぼうなお百姓ひやくせうがありました。びんぼうでしたが深切しんせつなかい、家族かぞくでした。そこの鴨居かもゐにことしもつばめをつくつてそして四五ひなをそだててゐました。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)