“手助”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てだす60.6%
てだすけ21.2%
てつだ15.2%
てつど3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
炭焼すみやきじいさんの、まご秀吉ひできちは、よく祖父そふ手助てだすけをして、やまからたわらはこぶために、村端むらはずれ坂道さかみちのぼったり、くだったりしました。
しいたげられた天才 (新字新仮名) / 小川未明(著)
余所よその障子を張ってやりの筆法で芸妓げいしゃ用達ようたしから傭婆やといばば手助てだすけまでする上に、ひまな時は長火鉢の前で飼猫の毛をいている。
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
微酔以上なそぞろ心地も手助てつだっていたことだし、稀れには、彼女がどんな愛相あいそを見せるかと、ふと見たい気もしたものにちがいない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「玄蕃生け捕りに手助てつどうた者どもへは、そのことごとくへ褒美あるであろう。老若男女に限らず、訴人の百姓は、明日、一緒にまかり出るがよい」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)