“助手”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょしゅ38.5%
じよしゆ15.4%
しよしゆ7.7%
すけて7.7%
すけべい7.7%
たすけて7.7%
てだすけ7.7%
アシスタント7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おれは内地の農林のうりん学校の助手じょしゅだよ、だから標本ひょうほんあつめに来たんだい。」私はだんだん雲のえて青ぞらの出て来る空を見ながら
サガレンと八月 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
昨日きのふ一昨日おとゝひと三つゞけてつたですで、まんづ、今日けふ大丈夫だいぢやうぶでがせうかな。」一かうにんと、運転手うんてんしゆ助手じよしゆはせて八にんひしんでつた、真中まんなかちひさくなつた
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
故郷くに靜岡しづをか流石さすが士族出しぞくでだけ人品じんぴん高尚かうしようにて男振をとこぶりぶんなく、さいありがくあり天晴あつぱれの人物じんぶついまこそ内科ないくわ助手しよしゆといへども行末ゆくすゑのぞみは十のさすところなるを
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
しながら云った——『おや、背中がすっかりぬれていますよ』それからこの助手すけてはしゃがれ声で叫んだ『アラッ、血が』
幽霊滝の伝説 (新字新仮名) / 小泉八雲(著)
「主人の官兵衞は——死んだ者の惡口を言ふわけぢや無いが、因業いんごふで慾が深くて、助手すけべいで強情で」
きみその决心けつしんがあるなら屹度きつと出來できます、鐵車てつしや製造所せいぞうしよは、秘密造船所ひみつざうせんじよない何處どこかにまうけ、充分じゆうぶん材料ざいれうわたくしほうから供給けうきうし、またきみ助手たすけてとしては、毎日まいにち午前ごぜん午後ごゞ交代かうたい
このように考えたその時から、私は陰になり日向になりあなた方二人の恋語のいわば助手てだすけになったのじゃ
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
助手アシスタントと言って貰いたいね。看護婦以外に四人いるよ。それでも間に合い兼ねるくらいだ。眼科は内科と違って身体そのものはピン/\しているから患者が遠方から来るんでね」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)