“すけべい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
助倍41.7%
助平33.3%
助手8.3%
好色8.3%
淫亂8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さう」と細君は餘所々々しく返辭をして「塀和さんあなたどう、私あんな眼附大嫌ひだわ。助倍すけべいつたらしい」
俳諧師 (旧字旧仮名) / 高浜虚子(著)
「知ってるくせに、そんなことをいまさら尋ねるなんて野暮やぼらしい。今晩もわたし、清月ですっかりあの助平すけべいのお代官に口説かれちゃった」
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「主人の官兵衞は——死んだ者の惡口を言ふわけぢや無いが、因業いんごふで慾が深くて、助手すけべいで強情で」
T子の姉婿のGという京染悉皆屋しっかいやが、仕様のないニヤケ男の好色すけべい野郎で、婿入りをすると間もなく、義妹いもうとのT子に云い寄りはじめて、恐ろしく執拗しつこいので困っている矢先だったから
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それ、その日時計ひどけい淫亂すけべい午過ひるすぎしるしとゞいてゐるわさ。