“義妹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いもうと85.7%
いもと14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「で、あの、なんですの……」と、その時、寝棚レジャンカのうへにあぐらをかいて坐つてゐた、くだんの村長の義妹いもうとだと称する女が口を出した。
この人は、母の義妹いもうと、すなわち、自分には義理の叔母だ。高氏は、身内の中に、かかる人もいたかと、いまさらの如く見直した。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
白井は木場がその義妹いもとの金廻りのいゝのにつけ込み、内々融通してもらふ事があるらしいので、わざと離れて一あし二歩と先へあるき出した。
来訪者 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
奥へ渡れば奥にも、彼を待つ老母や妻やめい義妹いもとらが、寝もやらずいた。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)