“義姉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あね50.0%
ねえ41.7%
かりのあね4.2%
ひと4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、やがてその日帰ってきた尼は、疲れた姿を、義姉あねの前に薄くひれ伏すと、こらえに怺えてきたものを、いちどに吐いてむせぶように
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「——義姉ねえさんに遠慮することなんかありやしない、そのうち、兄さんと相談してあんたの身の立つやうにしたげるわ、きつと」
一の酉 (新字旧仮名) / 武田麟太郎(著)
女人『絳雪とよびて、やがてわが義姉かりのあねなり。』といふ。
『聊斎志異』より (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
「——本当よ、あの義姉ひとの鼻をあかしてやりたいのさ、威張りかへつて胸くそが悪いつたらありやしない、お客と云ふお客はみんな自分の器量にひかされて来ると自惚うぬぼれてるんだものねえ」
一の酉 (新字旧仮名) / 武田麟太郎(著)