“自惚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うぬぼ63.0%
うぬぼれ35.0%
のろけ1.2%
うねぼ0.4%
うねぼれ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本人がともすれば自惚れがちで世界のどこに比してもすべての点で遜色ないもののように考えるのは甚だ間違っていると私は思う。
伝統と進取 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)
請う、自惚にも、出過ぎるにも、聴くことを許されよ。田舎武士は、でんぐり返って、自分が、石段を熊の上へ転げて落ちるがした。
白花の朝顔 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「K—さんにお自惚を聴かされているところなんですの。どうしてお安くないんですよ。」お銀は沈んだような調子で言った。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
母親としては通例な彼女の自惚れの眼から見れば、天分もかなりあるしするから、りっぱに生活するのは容易であろうと、彼女は信じ込んでいた。
日本の遺英赤十字班が英国へ渡つた時、自惚の強い英吉利人は