“義兄”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
あに54.9%
にい37.3%
あにい2.0%
ぎけい2.0%
このかみ2.0%
にいさん2.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“義兄”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
これから義兄あにとよぶ姉上の聟君がこの人かと、おや屋は少女らしい眼で彼の顔をのぞきあげたが、すぐ後からまた縁者の一組が、
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「貴方は佐月どのの葬儀にも松山へゆかれなかったし、青根の宿では私の義兄あに(伊東新左衛門)と話しもされなかった」
義兄にいさんも思いきって、正ちゃんをくれるといいんだがね。」叔母は色白の、体つきのすンなりした正雄に目を注いだ。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
おせいの親父おやぢ義兄にいさんが見えて、おせいを引張つて帰つて行つたのは、たしか五月の三十日だと思ふ。
椎の若葉 (新字旧仮名) / 葛西善蔵(著)
「おお、そのお義兄あにい様は、お健康たっしゃで?」
鸚鵡蔵代首伝説 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「さあ、教室へ入ってみましょう。姉からも申したと思いますが、義兄ぎけいのカビ博士はたいへんな変り者ですから、何をいいましても、どうか腹をお立てにならないようにお願いいたします」
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
カビ博士は少年の義兄ぎけいに当たるんだから「ねえ兄さん」とでも呼びかけるかと思いのほか、そうはしないで「カビ教授」などと、しかつめらしく名を呼ぶところが、なんだかわざとらしかった。
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
いわんや、荊州の故主劉表とは、血縁の間柄にて、わが君の義兄このかみたり、いまその血統絶え、荊州に主なきにあたって、義弟おとととし義兄このかみの業を承け継ぐに、何の不義、何の不可とする理由があろう。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
義兄にいさん(医学士——姉婿を云う)は忙しいし、またちっとでも姉さんを出さないのよ。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
病院の義兄にいさんは養子だし、大勢の兄弟なかに、やっと学位の取れた、かけ替えのない人を、そんなにしてしまっちゃ、それはうちでもほんとうに困るのよ。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)