“ぎけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
偽計40.0%
義兄20.0%
儀刑20.0%
義卿20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小牧の敵を牽制けんせいするための、秀吉の偽計ぎけいであった。秀吉のこころは、遠く
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「さあ、教室へ入ってみましょう。姉からも申したと思いますが、義兄ぎけいのカビ博士はたいへんな変り者ですから、何をいいましても、どうか腹をお立てにならないようにお願いいたします」
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
カビ博士は少年の義兄ぎけいに当たるんだから「ねえ兄さん」とでも呼びかけるかと思いのほか、そうはしないで「カビ教授」などと、しかつめらしく名を呼ぶところが、なんだかわざとらしかった。
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
衿佩きんぱい 儀刑ぎけいる。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
明治辛未しんびの三歳、吾がてつ義卿ぎけい身を致せしをること、すでに十三年なり。その間風雲しばしば変わり、つねに中懐に愴然そうぜんたること無きあたわず。十月某日はすなわちその忌辰きしんなり。祭りてこれに告げていう。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)