“乃”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
すなは40.2%
すなわ39.3%
そこ9.3%
いま2.8%
すなはち2.8%
スナワ1.9%
いまし0.9%
そこで0.9%
ない0.9%
0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“乃”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸6.5%
歴史 > 伝記 > 個人伝記3.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
葬式の日、矢張今日のそれと同じく唯六人であつた会葬者の、三人はすなはち新山堂の伯母さんとお苑さんと自分とであつた。
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
宇宙万般の事万般を貫くの理法ありて、洩さず、乱れず、発してはすなはち不可不の因を成し、収まつては乃ち不許不の果を作る。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
すなわち兵千余をとどめて橋を守らしめ、ひそかに軍を移し、夜半に兵を渡らしめてめぐって敵のうしろに出づ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
たまたま一、二巻の俳書を見る、敢て研究せず、熟読せず、句の解せざる者十中に九、すなわち巻をなげうつて他を為す。
俳句の初歩 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
そこあいちやんはびつかれては大變たいへんだとおほきなあざみうしろをかはしました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
そこで叟のふには『如何どうです、石は矢張やは貴君あなたの物かね、それとも拙者せつしやのものかね。』
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
すぐれた智慧をもっている菩薩ひとは、いまし生死をつくすに至るまで、つねに衆生の利益りやくをなして、しかも涅槃におもむかず」
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
いはんいまよるくこと千里せんりあまる。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
叔公をぢさんもしはなほつせば、われすなはちひらかしめん。
花間文字 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
下に承くるに盆を以てす。盆満つれば即ち巨桶中に挹注いふちうす。かくの如きもの十余次。巨桶すなはち満つ。数人之を扛して出づ。官文書を判して一吏に付し、ともに同じく出づ。
鴉片 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
スナワチ中山靖王セイオウ劉勝リュウショウ
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
准南子えなんじニ曰ク「養由基ヨウユウキ楊葉ヨウヨウヲ射ル、百発百中、恭王キョウオウ猟シテ白猿ヲ見ル、樹ヲメグッテヲ避ク、王、由基ニ命ジ之ヲ射シム、由基始メ弓ヲ調ベ矢ヲム、猿スナワチ樹ヲ抱イテサケブ」
弓道中祖伝 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
(——時に、ここでいまし聞いたのが、綺麗な扇を持った⦅……友だちだから特に讃して言おう⦆白い手とともに舞台から消えた、橘八郎の最初の消息であった——)
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
かれそこでふとおもいた、自分じぶん位置ゐち安全あんぜんはかるには、女主人をんなあるじ穴藏あなぐらかくれてゐるのが上策じやうさくと。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
譬えばスナワチということばにもそくの字があり、ないの字があり、そくの字があり、便べんの字があり、ヨルという詞にもいんの字があり、の字があり、えんの字があり、ひょうの字があり、きょの字があり、の字がある。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
なおその上に、「しかるに静御前義経公に別れ給いし妄念もうねんにや夜な夜な火玉となりて右井戸よりいでし事およそ三百年そのころおい飯貝村に蓮如上人れんにょしょうにん諸人を化益けやくましましければ村人上人を相頼あいたのみ静乃亡霊を済度さいどし給わんやとねがいければ上人左右そうなく接引し給い静御前乃振袖ふりそで大谷氏に秘蔵いたせしに一首乃歌をなん書記し給いぬ」としてその歌が挙げてある。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)