“乃木”の読み方と例文
読み方割合
のぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ナポレオンもまた、風邪をひき、乃木のぎ将軍もまた、閨を好み、クレオパトラもまた、脱糞せりとの事実、これこそは君等のいうリアルならむ。」
HUMAN LOST (新字新仮名) / 太宰治(著)
すなわちこれらの地においては郷名として特に名家の姓を採用したことあたかも大連の児玉こだま町・乃木のぎ町と同じである。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
乃木のぎ大将のことなどが急に思い浮んできて、彼はいい気持だった。(さて自殺の方法であるが……)と彼はあごの尖端を指先でつまんで、脳髄を絞ったのである。
仲々死なぬ彼奴 (新字新仮名) / 海野十三(著)