“児玉”の読み方と例文
旧字:兒玉
読み方割合
こだま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
振向くと、司令官の谷干城たにたてき少将が、参謀の児玉こだま源太郎少佐、樺山資紀かばやますけのり中佐など幕僚ばくりょう五、六名といっしょに、廊下に立っていた。
日本名婦伝:谷干城夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すなわちこれらの地においては郷名として特に名家の姓を採用したことあたかも大連の児玉こだま町・乃木のぎ町と同じである。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
信州上田うえだの人で児玉こだま政雄まさおという医者がひところ馬籠に来て住んでいたことがある。その人に『詩経しきょう』の句読くとうを受けたのは、半蔵が十一歳の時にあたる。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)