“上田”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うえだ62.5%
うへだ25.0%
じやうでん6.3%
じょうでん6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「明日から二、三日、学校の方を休みたいと思うから、これを早稲田の上田うえださんへお届けして、お願いして来てくれ」
幽霊妻 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
その火の光りでこゝにります女を見ると、年頃としごろは三十二三服装なり茶弁慶ちやべんけい上田うへだうす褞袍どてらりまして、頭髪つむり結髪むすびがみでございまして、もとに愛嬌あいけうのあるあだめいた女ですが
同者まことと思ひ私は相摸領さがみりやう御殿場の者にて小前こまへの百姓條七と云者だが上田じやうでんが六石三斗中田が七枚半山が七ツあれ親子おやこ三人ぐらしゆゑ十日や廿日は麥飯むぎめしさへ承知しようちなれば貴殿あなた一人位は苦にはせぬ其中に何あきなひでもするか但しはまた奉公ほうこうにでも出るかよも死ぬにはましで有うからおれ在所ざいしよへ御座れと深切しんせつに云ければ九郎兵衞夫は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
せまい青樹村の地内十一町歩はほとんど五分の一に当たり、しかも上田じょうでんは三分の一以上をふくめられる。弥之助はだまって、すこしも容赦のない態度でこれだけの始末をつけた。
蜆谷 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)