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『蜆谷』
ふりがな文庫
『
蜆谷
(
しじみだに
)
』
「こんなに鴨の寄らないこともないもんだ、もう師走という月でまるっきり影もみせない」風邪でもひいているような、ぜいぜい声でこう云うのが聞こえた、「もう十年もむかしだったか、沖の島の杓子岩のくずれた年だかに鴨の寄らないことがあった」 「なむあみ …
著者
山本周五郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新読物」公友社 、1947(昭和22)年3月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約29分(500文字/分)
朗読目安時間
約47分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
女
(
じょ
)
直
(
なお
)
水口
(
みなぐち
)
夜
(
ばん
)
蓆
(
せき
)
談合
(
はなしあい
)
上田
(
じょうでん
)
韻
(
ひびき
)
小名
(
しょうめい
)
家
(
や
)
燈火
(
とうか
)
夜
(
や
)
髪毛
(
かみ
)
戦
(
いくさ
)
落人
(
おちゅうど
)
思
(
おぼ
)
水洟
(
みずっぱな
)
呟
(
つぶ
)
退
(
ひ
)
艱難
(
かんなん
)
箸
(
はし
)
稗
(
ひえ
)
草鞋
(
わらじ
)
茶菓
(
さか
)
苗字
(
みょうじ
)
芦
(
あし
)
膏汗
(
あぶらあせ
)
良人
(
おっと
)
舅
(
しゅうと
)
粥
(
かゆ
)
簗
(
やな
)
膝
(
ひざ
)
精悍
(
せいかん
)
蜆谷
(
しじみだに
)
詮議
(
せんぎ
)
鴨
(
かも
)
鮒
(
ふな
)
餌
(
えさ
)
青樹
(
あおき
)
間
(
ま
)
鍋
(
なべ
)
鋤鍬
(
すきくわ
)
釜戸
(
かまど
)
躯
(
からだ
)
蓑
(
みの
)
詣
(
まい
)
訊問
(
じんもん
)
西畑
(
にしはた
)
襖
(
ふすま
)
衿足
(
えりあし
)
法度
(
はっと
)
藪
(
やぶ
)
蕾
(
つぼみ
)
咎
(
とが
)
川延
(
かわのべ
)
峡間
(
はざま
)
屹度
(
きっと
)
少輔
(
しょうゆう
)
夜
(
よ
)
堅田
(
かただ
)
地子
(
じご
)
噛
(
か
)
噂
(
うわさ
)
喉
(
のど
)
布令
(
ふれ
)
厨口
(
くりやぐち
)
匿
(
かく
)
勾配
(
こうばい
)
分際
(
ぶんざい
)
凛烈
(
りんれつ
)
凍
(
い
)
内湖
(
うちうみ
)
兜首
(
かぶとくび
)
仔細
(
しさい
)
昂奮
(
こうふん
)
獲場
(
かりば
)
燈火
(
ともしび
)
煤
(
すす
)
洲
(
す
)
母子
(
おやこ
)
歳役
(
としやく
)
標木
(
しるしぎ
)
標
(
しるし
)
曳
(
ひ
)
畦道
(
あぜみち
)
敵
(
かたき
)
支峻
(
ししゅん
)
揉
(
も
)
掌
(
てのひら
)
拳
(
こぶし
)
恵瓊
(
えけい
)
忿怒
(
ふんぬ
)
忿
(
いか
)
師走
(
しわす
)