“標木”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しるしぎ50.0%
ひょうぼく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……弥之助は遠慮するだろうか、いや、彼は帰るとすぐに、蜆谷の川筋五町、二本柳と横橋とに立てた水入り禁止の標木しるしぎを抜きすてた。
蜆谷 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
ツクシは自分の推定では、澪標みおつくしのツクシであって、突立った柱を意味する。こんな微物に向って、通例は重々しく考えられる標木ひょうぼくの名を転用したところに、もう最初からの軽い戯れがあると思う。