“標題”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みだし78.7%
ひょうだい10.6%
ひようだい4.3%
タイトル2.1%
マンシェット2.1%
モチーフ2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「噴水の鶴、今朝鳴く!」という五段抜きの大標題みだしの下に、会場の盛況から賞品授与の次第、祝辞祝電の全文と兼清博士の演説要旨
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
その記事は社会面に三段抜きで「河内園長の奇怪な失踪しっそう・動物園内に遺留いりゅうされた帽子と上衣」といったような標題ひょうだいがついていたように思う。
爬虫館事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
たゞ何分なにぶん書物しよもつ標題ひようだいが『博物館はくぶつかん』となつてゐますので、はじめにすこしばかり博物館全體はくぶつかんぜんたいのことをべてきます。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
されたところを読んでみると「モンテカルロの大勝」という標題タイトルの下に、ウィンナムという英国の婦人が一夜のうちに二十万フラン勝ちあげ
黒い手帳 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
それが〈日本進駐第一夜の印象〉というような大きな標題マンシェットをつけて、アメリカ全土はおろか世界の隅々、北はアラスカのキングス・ベーから南はタスマニアのハバァト・タウンまで報道される……
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
あれは多分、幸田、酒月以外の何者かが演奏した、何かの犯罪の標題モチーフに違いないのだが、あまり飛躍しすぎていて、どうしてもその目的を察することが出来ない。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)