“モチーフ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
楽旨25.0%
主想12.5%
主題12.5%
企案12.5%
標題12.5%
画因12.5%
題目12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「彼のおのおのの作品がそのあらゆる作、あらゆる部分、あらゆる主要旋律において、ただ一つの楽旨モチーフ変奏ヴァリアチオンである
日本人だった彼女の母の血に対する敬意と郷愁ノスタルジア。それが、主想モチーフだった。「熔岩メーサ」の岩橋ポン・ド・ロオシュを渡るとき、過失と見せかけて、二人の小銃と弾帯を谷底へ投げ落したのはそのためである。
地底獣国 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
驚異すべき調査の主題モチーフと、その蔭にひそむ人智に絶した秘境の実相が、さる同朋どうほうの口から曝露されたのである。
地底獣国 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
この企案モチーフは、企劃・軍部・建設・地理・交通の各技術委員を網羅した全同盟科学研究計画会秘密会において、細部にわたって厳密に討議研究され、前代未聞の作戦計画が決定された。
地底獣国 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
あれは多分、幸田、酒月以外の何者かが演奏した、何かの犯罪の標題モチーフに違いないのだが、あまり飛躍しすぎていて、どうしてもその目的を察することが出来ない。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
近代芸術の画因モチーフとして機械というものが現れた。機械のなかった世界にあっては、人は自然界の万物のみを愛し、画家はまたその姿のみを描いた。
提出された題目モチーフは、単に、次のようにしるされているだけであった。
地底獣国 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)