“誌”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しる80.6%
9.3%
しるす6.5%
マガヂン1.9%
0.9%
シル0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、情熱的な読者の赤鉛筆で共鳴の傍線があちこちにしるしてある「抽象的観念の実在」——そんな項目の頁を微風に翻してゐた。
村のストア派 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
「細けえこともけとったが、取っといても仕様なえから、もうなんにもなえじゃろう? みんな、燃やしてしもうただろ」
仁王門 (新字新仮名) / 橘外男(著)
よってその関係かんけい大概たいがいしるして序文にう。明治二十四年十月十六日、木村旧軍艦奉行ぶぎょうの従僕福沢諭吉 しるす
譯者は、先年、古い倫敦の月刊「ストランドマガヂン」のクリスマス號で、本篇の著者が、當時(六、七歳頃)ものせしと云ふ童話の遺稿を讀んだ。
不良ふりやう少女せうぢよ沒落ぼつらく」といふ標題みだしもとに、私達わたしたち前後ぜんごしての結婚けつこんを×あたりに落書らくがきされてから、みなもうまるねんすごしました。Kさんがまづ母となり、あなたも間もなく母となりました。
冬を迎へようとして (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
移転先は病院へも秘密にし、そして「俺ハ考ヘル所ガアツテ好キ勝手ナ生活ヲスル。干渉スルナ。居所ヲ調ベルト承知センゾ。昭和十二年九月十日午前二時シルス」といふ端書はがきを母と兄あてに書き送つた。
六白金星 (新字旧仮名) / 織田作之助(著)