“落書”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
らくがき68.4%
らくしょ21.1%
らくが10.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その横に同じ墨色で二三の文字が落書らくがきしてある、その文字の字体から見ると、この可笑をかしな楽書は、徳川時代に幾度か行はれたらしい修繕当時の悪戯いたづらでは無く
あの建武けんむの昔二条河原の落書らくしょとやらに申す下尅上げこくじょうする成出者なりでものの姿も、その心根のいやしさをもって一概に見どころなき者とおとしめなみする心持にもなれなくなります。
雪の宿り (新字新仮名) / 神西清(著)
「あの落書らくがきは、まだいてあるかな。あれから、もし隣村となりむらたら、なにかまたいたかもしれない。」
隣村の子 (新字新仮名) / 小川未明(著)