“可笑”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
おか62.7%
をか21.4%
おかし10.1%
をかし4.8%
かし0.5%
おかしく0.1%
をかしい0.1%
をかしさ0.1%
ヲカシ0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“可笑”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸38.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語16.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)3.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
私は、妙な顔をしている友人をうながして、可笑おかしくもない事を可笑しそうに笑いながら、わざと大股に歩き出しました。
二つの手紙 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「ふうん。庄助さ、お前までこのおれを病人扱いにするのかい。そんな話をきくとおれは可笑おかしくなる。」とは半蔵の返事だ。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
唯でさへその猿の容子が可笑をかしい所へ、かやうな名がついたのでございますから、御邸中誰一人笑はないものはございません。
地獄変 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
唯でさへその猿の容子が可笑をかしい所へ、かやうな名がついたのでございますから、御邸中誰一人笑はないものはございません。
地獄変 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
アイじゃ可笑おかしいわ、ウンというンだわ、と教えられて、じゃ、ウンと言って、可笑おかしくなって、不覚つい笑い出す。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
「これは、」と額を押えたが、隔てていれば見えもせず、聞えもせず、のあたりのお夏にはどんなに可笑おかしかったろう。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
仔細しさいこそあれとは覚ゆれど、例のこの人の無愛想よ、と満枝はよそに見つつもあはれ可笑をかしかりき。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「何もお前、泣くことは無いぢやないか。可笑をかしな人だよ、だからお前の言ふことは解つてゐるから、内へ帰つて、善く話をした上で……」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「オヤそれは何の真似まねだえ。お可笑かしなことをおだねえ。父上おとうさんの写真が何だというの?」
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
そこの卓子テーブルの一隅にはパラマント・オン・パレードで男前を見せたかのマツイ翠声すいせいがお可笑かしな顔をしてスープをすすっていた。
職業婦人気質 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
久く考えていて、「あ、お勢の事か」とからくして憶い出しは憶い出しても、宛然さながら世を隔てた事の如くで、面白くも可笑おかしくも無く、そのままに思い棄てた、しばらくは惘然ぼうぜんとして気の抜けた顔をしていた。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
鹿川先生と同じく、此校創立以来既に三十年近く勤続して居る正直者、歩振あるきぶり可笑をかしいところから附けられた、『家鴨あひる』といふ綽名あだなをも矢張三十年近く呼ばれて居る阿部老小使である。
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
恐怖おそれ可笑をかしさの眼をみはつたまま、
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
コレヲ我ガ四国衆ノ、鎧毛ヨロヒゲモ切レ腐リテ、麻糸ヲ以テツヅリシヲチヤクシ、腰小旗ヲ横ニ、柄長エナガ柄短エミジカノ不揃ヒナル駆ケ草鞋ワラヂノ軍勢ト見較ベンニハ、可笑ヲカシキバカリ、事違ヒテ、上方カミガタ勢トハ似ルベクモナシ。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
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