“柄短”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つかみじ50.0%
エミジ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
胆を冷やさせる「面部斬り」——相手の生命を取るのではなく、獅子ししが群羊を駆るように、大勢の中へ飛び込んで、柄短つかみじかの片手斬り、敵の顔ばかりをあたるに任せ、颯々さっさつと切る兵法であった。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
コレヲ我ガ四国衆ノ、鎧毛ヨロヒゲモ切レ腐リテ、麻糸ヲ以テツヅリシヲチヤクシ、腰小旗ヲ横ニ、柄長エナガ柄短エミジカノ不揃ヒナル駆ケ草鞋ワラヂノ軍勢ト見較ベンニハ、可笑ヲカシキバカリ、事違ヒテ、上方カミガタ勢トハ似ルベクモナシ。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)