“柄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
え36.7%
がら30.3%
つか30.1%
づか0.9%
から0.6%
へい0.5%
にぎり0.2%
ゑ0.2%
エ0.2%
ツカ0.2%
ハンドル0.2%
ヘイ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、いうことは素気(そっけ)ないが、話を振切(ふりき)るつもりではなさそうで、肩を一(ひと)ツ揺(ゆす)りながら、鍬(くわ)の柄(え)を返して地(つち)についてこっちの顔を見た。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
この競売(オークション)を一層効果的にするために、時局柄(がら)、光栄ある石井長六閣下の愛嬢を、近親として手元にひきつけておく必要があったのだ。
キャラコさん:01 社交室 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
天にも地にも、たった一人の肉親は、青竹を削って、鍔(つば)と柄(つか)だけを取付けた竹光で、背中から縫われ、獣のように死んでいるのです。
えッとばかりに気合いもろとも小柄(づか)代わりに投げつけた手の内は堤流の手裏剣で、ねらいはあやまたずにひゅうッと飛んで
「ま、何てえ大きな聲をするんだろう。」とおふくろは、些と眉をひそめ、「柄(から)は大きくツても、尚だカラ赤子(ねんね)なんですから。」
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
地下茎(ちかけい)から出(い)で立つ一本の長い茎(くき)の頂(いただき)から一方は花穂(かすい)となり、一方はこの葉となって出ていて長柄(ちょうへい)があり、それが三柄(へい)に分かれ
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
柄(にぎり)には緑色の玉(ぎよく)を獅子頭(ししがしら)に彫(きざ)みて、象牙(ぞうげ)の如く瑩潤(つややか)に白き杖(つゑ)を携へたるが、その尾(さき)をもて低き梢の花を打落し打落し
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
磨製石斧は手(て)にて直に握(にぎ)られし事も有るべけれど斧の如くに柄を添へて用(もち)ゐられし事も在りしと見ゆ。武藏國大里郡(むさしのくにおほさとごほり)冑山村の土中よりは柄(ゑ)の着(つ)きし儘なる磨製石斧出(い)でし事有り。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
唯彼に在つては、異物崇拝の対象なる族霊(とうてむ)の像を柄(エ)頭につけるが、桙の方には其がない。
幣束から旗さし物へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
同時に大刀の柄(ツカ)頭で兵藤のひばらの辺に当て身を入れたらしい。兵藤タタタと右手の方へ倒れる。それと仙太が縁側に飛上って奥の吉村と睨み合って立ったのとが殆んど同時。
天狗外伝 斬られの仙太 (新字新仮名) / 三好十郎(著)
妹のことを考えたり、柄(ハンドル)オルガンの遠い音を聞いたり、夢想にふけったり、あるいは、これこれの仕事を仕上げるには、これだけの金を儲(もう)けるには、幾日くらいかかるかと長い間勘定した。
いつか島田で私一人店にいたら途方もない横柄(ヘイ)な奴がヌット入って来て頭も下げず、少額国債のことを話し(自分が買うと)私は何奴かと思ったらそれがYの由。