へい)” の例文
地下茎ちかけいからで立つ一本の長いくきいただきから一方は花穂かすいとなり、一方はこの葉となって出ていて長柄ちょうへいがあり、それが三へいに分かれ
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
大塩は政治の腐敗と、世道の紊乱びんらんが、なんに由来するかを檄文で書いている。「——天子は足利家以来、別して御隠居御同様、賞罰のへいを御失い候につき」
花も刀も (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
帝室は新に偏せず古に黨せず、蕩々平々、恰も天下人心のへいを執て之と共に運動するものなり。既に政治黨派の外に在り。焉ぞ復た人心の黨派を作らんや。謹て其實際を仰ぎ奉る可きものなり。
帝室論 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)