『花も刀も（はなもかたなも）』

道場からあがり、汗みずくの稽古着をぬいでいると、秋田平八が来て「おめでとう」と云った。 「みごとだった。平手、みごとだったよ」 「今日は調子がよかったんだ」 「そうじゃない、実力だ」 「いや、今日は調子がよかったんだ」と、幹太郎は云った。 …

著者	山本周五郎
ジャンル	文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出	「税のしるべ」大蔵財務協会、1955（昭和30）年1月～7月
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約3時間1分（500文字/分）
朗読目安時間	約5時間1分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

驕（きょう） 家（け） 長（ちょう） 柄（へい） 脱（はず） 止（とど） 頭（こうべ） 分（ぶ） 刻（どき） 忿（いきどお） 触（ふれ） 躱（か） 布切（ぬのきれ） 乾（ひ） 体（たい） 面（めん） 家（や） 彫（ほり） 銀（かね） 是（ぜ） 空（むな） 肋骨（あばらぼね） 名聞（めいぶん） 通（つう） 大店（おおみせ） 炊（かし） 上位（じょうい） 上村（うえむら） 中位（ちゅうい） 淵辺（ふちのべ） 蚊遣（かや） 髪毛（かみ） 嵌（はま） 狡猾（ずる） 馴染（なじ） 庇（ひさし） 水洟（みずっぱな） 飢（うえ） 脛（はぎ） 武庫（ぶこ） 位取（くらいどり） 小人（しょうじん） 余温（よおん） 宿（しゅく） 家中（かちゅう） 頭突（ずつ） 疎（まば） 除（よ） 梃（ちょう） 框（がまち） 嬌（なまめ） 褪（さ） 眩（くら） 忌（いま） 銅（あか） 釣（つり） 石（こく） 妓（おんな） 如何（いかん） 性（たち） 名目（めいもく） 遣（つか） 放（ほう） 擦（こす） 過（あやま） 惘然（もうぜん） 惚（ぼ） 耀（かが） 哀（かな） 塀（べい） 捲（まく） 手籠（てご） 捉（つか） 素面（すめん） 花魁（おいらん） 瀬越（せごし） 艶（つや） 良人（おっと） 自嘲（じちょう） 膝（ひざ） 膏（あぶら） 脛（すね） 脆（もろ） 肴（さかな） 肱（ひじ） 股立（ももだち） 股引（ももひき） 肚（はら） 耽（ふけ） 老舗（しにせ） 美味（うま） 罵倒（ばとう） 罵（ののし） 纒（まと） 縹緻（きりょう） 縋（すが） 総舐（そうな） 痕（あと） 町方（まちかた） 甥（おい）