“名聞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みょうもん73.5%
みやうもん14.3%
めいぶん10.2%
きこえ2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それがし年来桑門そうもん同様の渡世致しおり候えども、根性こんじょうは元の武士なれば、死後の名聞みょうもんの儀もっとも大切に存じ、この遺書相認あいしたため置き候事に候。
所謂芭蕉の七部集しちぶしふなるものもことごとく門人の著はしたものである。これは芭蕉自身の言葉によれば、名聞みやうもんを好まぬ為だつたらしい。
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「明らかに道場やぶりに来たようでしたし、海保さんたち三人が負けたものですから、道場の名聞めいぶんのためにどうしても勝たなければならなかったのです」
花も刀も (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
夫れ浮世うきよ名聞きこえは今此方こなたに吹き今彼方かなたに吹き、その處を變ふるによりて名を變ふる風の一息ひといきに外ならず 一〇〇—一〇二
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)