“盛名”の読み方と例文
読み方割合
せいめい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幸(さいはひ)にもネープルス市(し)中(ちゆう)で「富貴(ふうき)なる日本人(につぽんじん)。」と盛名(せいめい)隆々(りう/\)たる濱島武文(はまじまたけぶみ)の特別(とくべつ)なる盡力(じんりよく)があつたので、吾等(われら)は遂(つひ)に此(この)最上(さいじやう)の船室(キヤビン)を占領(せんりやう)する事(こと)になつた。
A 馬鹿(ばか)だなア、澁(しぶ)六とは俺(おれ)の變名(へんめい)ぢやないか。『立派(りつぱ)なユーモリスト』『日本(にほん)一のユーモリスト』として俺(おれ)の盛名(せいめい)を知(し)らないとは、親友甲斐(しんいうがひ)のないにも程(ほど)があるぢやないか。
ハガキ運動 (旧字旧仮名) / 堺利彦(著)
彼(かれ)の作品(さくひん)と彼(かれ)の盛名(せいめい)と彼(かれ)の手紙(てがみ)、乃至(ないし)は写真(しやしん)のやうなものから想像(さうざう)された年少作家(ねんせうさくか)大久保(おほくぼ)が、何(ど)んなに美(うつく)しい幻影(げんえい)と憧憬心(あこがれごころ)の多(おほ)い彼女(かのぢよ)の情熱(じやうねつ)を唆(そゝ)つたかは、竹村(たけむら)にも大凡(おほよ)そ想像(さうざう)ができるのであつた。
彼女の周囲 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)