“盛上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もりあが57.1%
もりあげ28.6%
もりあ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの人が訴人するか、屯所へ引渡したのなら別だけれど、あんな臆病者に、そんなことが出来る筈も無し——盛上もりあがって来る恐怖を、無理にも押付けて、およつは乾く唇を噛みました。
芳年写生帖 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
これはすべて盛上もりあげ細工である。葉の端が摩れ損じてギザギザになっている、このような模様を製作するということは、我々には一寸思いつかぬことであろう。
東坡巾の先生は囅然てんぜんとして笑出して、君そんなに感服ばかりしていると、今に馬糞まぐそ道傍みちばた盛上もりあがっているのまで春の景色けいしょくだなぞとめさせられるよ、とたわむれたので一同みんな哄然どっ笑声しょうせいげた。
野道 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)