“盛花”の読み方と例文
読み方割合
もりばな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もうちゃんと食卓がこしらえて、アザレエやロドダンドロンを美しく組み合せた盛花もりばなかごを真中にして、クウウェエルが二つ向き合せておいてある。
普請中 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
春の野に、盛花もりばなの様な百花が乱れ咲いていた。空には白い雲がフワリと浮んで、雲雀ひばりがほがらかに鳴き交していた。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
室の真中に、美しい食卓があって、レースの卓子テーブル掛が掛けてあり、その上には、果物皿や、菓子皿や、お酒の壜や、眼も覚めるような美しい盛花もりばななどがおいてある。