“盛塩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もりじお85.7%
もりしほ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
客を相手に夜をふかして、まだねむたげな湯女ゆなたちは、しどけない寝乱れ姿で板の間の雑巾ぞうきんがけ、暖簾口のれんぐちの水そうじ、雪をかいたあとへ盛塩もりじおを積んで
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
母は、石囲いの四ツ角に、小さい盛塩もりじおをして「オンバラジャア、ユウセイソワカ」と掌を合しておがんだ。
風琴と魚の町 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
盛塩もりしほの露にとけごろかな
自選 荷風百句 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)