“盛返”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もりかえ75.0%
もりか25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これから兄貴がどう盛返もりかえすか知らんが——長い歴史のある小泉の家は、ず事実にいて、滅びたというものだネ
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
喜兵衛は納得して幸手へ行き、若後家わかごけの入夫となって先夫の子を守育て、傾き掛った身代を首尾よく盛返もりかえした。
かれはじつとしてゐられなかつた。うしなはれようとする人気にんき取返とりかへさうとして、かれらに世界的せかいてき自己じこ宣伝せんでんして、圧倒的あつたうてき名声めいせい盛返もりかへさうとかんがへた。
彼女の周囲 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
がツかりしてかへつて、食卓しよくたくにつきながら、把手とつて一箇ひとつ家人かじんしめして、これがめて土偶どぐうかほでもつたら、昨日きのふ敗軍はいぐん盛返もりかへすものをとつぶやくと