“盛装”のいろいろな読み方と例文
旧字:盛裝
読み方割合
せいそう70.0%
せいさう10.0%
めかし10.0%
ロオヴ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
屋根に近いところに、モザイクで、赤バラの花一輪がはめられると、この建物は盛装せいそうをこらした花嫁さんのようになった。
一坪館 (新字新仮名) / 海野十三(著)
……曲線に依りて成りたちたる一個の物体ありとして、試みにかれ盛装せいさうして吾人ごじんまみゆるまでの順序を思へ
当世女装一斑 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
植源の嫁のおゆうの部屋で、鶴さんと大喧嘩をした時のお島は、これまでついぞ見たこともないようなお盛装めかしをしていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
其れでジユツプには改良の余地が一寸ちよつと見付からないが、盛装ロオヴの裾に幾段もひだを附けたり、又その裾にちがつた切目きれめを附けたりするので一生面せいめんを開くであらう。して白又は金茶が流行の色となるのであらう。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)