“めかし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
化粧57.1%
盛装14.3%
眉粧14.3%
裝飾14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
清十郎は、お甲と朱実が、その女歌舞伎を見にゆくために、念入りなお化粧めかしをしている間に、体がだるくなって、また、浮かない気色になった。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
植源の嫁のおゆうの部屋で、鶴さんと大喧嘩をした時のお島は、これまでついぞ見たこともないようなお盛装めかしをしていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「みんな何しているの。しようがないわね、お眉粧めかしばかりに手間どって。……お越しですよ。はやくなさいよ!」
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……でもねえ、ゴミ/\した工場なんかへ、お裝飾めかしをして一張羅ちやうらを着ちや行かれませんのですもの。
見学 (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)