“おしまい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
最後20.0%
化粧13.3%
13.3%
臨終13.3%
万事休6.7%
万事休矣6.7%
御化粧6.7%
終了6.7%
終末6.7%
終結6.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うたうと、その一人ひとりも、とうとう仕事しごとめました。そしてこのおとこは、最後おしまいだけしかかなかった。
そうして最後おしまいには自分が可愛いと思っている相手を、自分の手にかけてなぶり殺しか何かにしてしまわなくちゃ、気が済まないようになるんですってさあ。
支那米の袋 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
正月の事ゆえこってりと化粧おしまいが出来、結構な着物を着て居りますから猶更なおさら美しく見えます。
そんな風に致しましたら、わたくしはやっぱり段々に扮装みなりなんぞは構わなくなりまして、化粧おしまいも致さないようになりますのでございましょう。
「もう一度私もあんな涙を零してみたい——」とお杉も笑って、乾いた口唇をうるおすようにした。「アアアア、こんなお婆さんに成っちゃおしまいだ……年を拾うばかしで……」
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「どうかすると、橋本の家は私でおしまいに成るかも知れないぞ」
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ねこなでごゑしてひとぬをもかまはず、大方おほかた臨終おしまいかね情死しんじうなさるやら
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
大方臨終おしまいは金と情死しんじうなさるやら、それでも此方こちどものつむりの上らぬはあの物の御威光、さりとは欲しや、廓内なかの大きいうちにも大分の貸付があるらしう聞きましたと
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
そうなったら万事休おしまいであった。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
よろしい、わたしいまじつもっにっちもさっちもかん輪索わな陥没はまってしまったのです。もう万事休矣おしまいです覚悟かくごはしています。』
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「わたし雷さまより光るのがいやなの。これじゃお湯にも行けやしない。あなた。まだいいでしょう。わたし顔だけ洗って御化粧おしまいしてしまうから。」
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
世間では最も楽しい時と聞く晩餐時ばんさんどきさえいかめしい父に習って行儀よく笑い声を聞くこともなく終了おしまいになってしまう音楽のない家のわびしさはまた私の心であった。
山の手の子 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)
が、はたして嘘らしいか真実ほんとうらしいかは、終末おしまいまで読んで見れば自然に判る。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
しかし今から考えますと、ソウした幸福感はホンノつかの間の夢だったのです。私の一身にからまる怪奇な因縁は、中々ソレ位の事で終結おしまいにはなりませんでした。
キチガイ地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)