“おしまい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
化粧17.6%
最後17.6%
11.8%
臨終11.8%
万事休5.9%
万事休矣5.9%
御化粧5.9%
終了5.9%
終尾5.9%
終末5.9%
終結5.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、これから文治郎の母に話すと、かねて文治郎から聞いているから、何しろと目見たいと云いますから、そんならばと云うので娘に話し、損料を借りて来る、湯に往って化粧おしまいをする、漸く出来上った。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
其先さきを僕が言おうか、こうでしょう、最後おしまいにその少女むすめ欠伸あくび一つして、それで神聖なる恋が最後おしまいになった、そうでしょう?」と近藤も何故なぜか真面目で言った。
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「どうかすると、橋本の家は私でおしまいに成るかも知れないぞ」
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
大方臨終おしまいは金と情死しんじうなさるやら、それでも此方こちどものつむりの上らぬはあの物の御威光、さりとは欲しや、廓内なかの大きいうちにも大分の貸付があるらしう聞きましたと
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
そうなったら万事休おしまいであった。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
よろしい、わたしいまじつもっにっちもさっちもかん輪索わな陥没はまってしまったのです。もう万事休矣おしまいです覚悟かくごはしています。』
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「わたし雷さまより光るのがいやなの。これじゃお湯にも行けやしない。あなた。まだいいでしょう。わたし顔だけ洗って御化粧おしまいしてしまうから。」
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
世間では最も楽しい時と聞く晩餐時ばんさんどきさえいかめしい父に習って行儀よく笑い声を聞くこともなく終了おしまいになってしまう音楽のない家のわびしさはまた私の心であった。
山の手の子 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)
それはいいが、その記事の終尾おしまいの処に次のような記事がデカデカと一号標題みだしで掲載されていたのには驚いた。
山羊髯編輯長 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
が、はたして嘘らしいか真実ほんとうらしいかは、終末おしまいまで読んで見れば自然に判る。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
しかし今から考えますと、ソウした幸福感はホンノつかの間の夢だったのです。私の一身にからまる怪奇な因縁は、中々ソレ位の事で終結おしまいにはなりませんでした。
キチガイ地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)