“搆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かま90.5%
かまい9.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
身綺麗みぎれいにはしていても髪容かみかたちかまわない。それなのにあの円顔の目と口とには、複製図で見た Monnaモンナ Lisaリイザこびがある。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
中がらすの障子のうちには今様いまやう按察あぜち後室こうしつ珠数じゆずをつまぐつて、かぶりの若紫わかむらさき立出たちいづるやと思はるる、その一トかまへが大黒屋の寮なり。
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
蒲田屋かばたやおくかざつてあるやうな本當ほんたうのを、おもくてもかまいはしない、やつちよいやつちよいわけなしだと鉢卷はちまきする男子をとこのそばから、れではわたしたちがつまらない
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
茶番にしよう、何処どこのか店を借りて徃来わうらいから見えるやうにしてと一人が言へば、馬鹿を言へ、それよりはお神輿みこしをこしらへておくれな、蒲田屋かばたやの奥に飾つてあるやうな本当のを、重くてもかまいはしない
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)