“按察”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あぜち75.0%
あぜちの12.5%
あんさつ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中がらすの障子のうちには今樣の按察あぜちの後室が珠數をつまぐつて、かぶつ切りの若紫も立出るやと思はるゝ、その一ツ構へが大黒屋の寮なり。
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
即ち、関白基房、太政大臣師長、按察あぜちの大納言資賢といった面々である。
今朝廷県ヲ置ク。旧ノ同僚武井某知事トナル。イマダ任ニ就カズ。更ニ按察あんさつ使府ヲ置ク。坊城少将来ツテこれのぞム。余府ヲ過ギ面謁セント欲シ駅吏ニ託シテ名刺ヲ通ズ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)