“束”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つか52.1%
たば37.0%
そく3.5%
ぞく2.1%
つく1.2%
たばね0.9%
つかね0.9%
つが0.5%
0.2%
くゝり0.2%
ざっぱ0.2%
しめ0.2%
0.2%
0.2%
ふさ0.2%
タバ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手をつかねて遊んでゐるやうな青年は何処にも見出されなかつた。私の行つた頃は、丁度田に肥料を入れる山の草の刈込で忙しかつた。
スケツチ (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
白刃しらはげ、素槍すやりかまへてくのである。こんなのは、やがて大叱おほしかられにしかられて、たばにしてお取上とりあげにつたが……うであらう。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
何んの小一郎が、そんな武士なものか、「あっ」と叫んだ一刹那、大略おおよそ二間背後の方へ、そくに飛び返っていたのである。
神秘昆虫館 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
次郎も捕手の仲間に加わる気か何かで、例の野槍をたずさえて、彼と共に飛び出しましたが、桐畑から千ぞくの用水堀まで駆けて来ると
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
裏の物干しには、笹村が押入れにつくねておいた夏襯衣なつシャツ半帕ハンケチ寝衣ねまきなどが、片端から洗われて、風のない静かな朝の日光にさらされていた。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
しろと大音だいおんのゝしられし惣内源藏の兩人は今更何とも言葉なく穴へもいりたき樣子なりされどもおふか九郎兵衞は双方さうはうより進出コレ此方は藤八殿とやら千五百石のたばねもする庄屋役を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
をまねきてくすりなどあたへしがそのしるしもなく、両親ふたおやはさら也、あたりよりはせよりしものどもゝ娘のそばありてなみださしぐみつゝつかねまつのみ也。
「了海の僧形にめでてその願い許して取らそう。つがえた言葉は忘れまいぞ」と、いった。
恩讐の彼方に (新字新仮名) / 菊池寛(著)
樹を切るのは樵夫きこりを頼んだ。山から海岸まで出すのは、お里が軽子かるこで背負った。山出しを頼むと一に五銭ずつ取られるからである。
窃む女 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
「これだつたね、君のは。」酔つた俳人はそのなかの一くゝりを取り上げて、さつき酒を持ち出した男の方をきつと見た。その男は無気味さうに一寸頭を下げた。
……天下無辜の者の味方だなんぞと、いつも相変らずの大ざっぱをきめ込みなさるが、段々見ているてえと俺にあ、そうとばかりは見えねえがねえ。
斬られの仙太 (新字新仮名) / 三好十郎(著)
英語で紙一しめを Ream といふが、之はスペイン語の Resma イタリー語の Risma ドイツ語の Ries フランス語の Rame と等しく
紙の歴史 (旧字旧仮名) / 桑原隲蔵(著)
「母さん、前髪をって頂戴な」
芽生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
男の社員の場合は中学校出と専門学校出との間には区別があるのに、女事務員だけはそんな区別がなく十一からげだった。
舗道 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
削がれた樹の枝や海豹あざらしの毛のほそいふさや野鴨や鵞鳥がちょうの羽じくを以て仔羊の皮や巻物に聖い御言葉をかくことも出来、御言葉のなかに散らばる大きい文字をば、土の褐色にも空の青色にも輝く緑色にも
(新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)
虫送りの人形は、多く禾本科クワホンクワの植物をタバねたもので作るのだから、畢竟藁人形ワラニンギヤウであるが、此に於ても、やはり手を問題にして、足を言はない。足はたゞ、胴の延長であるに過ぎない。