「了海の僧形にめでてその願い許して取らそう。束えた言葉は忘れまいぞ」と、いった。
敵にそれと明かした以上、どんなに妄執の力が強くとも、束えた言葉を破ることはないだろう。彼はそう思うと、でき上がった薪束を、痩せた肩に担ぎ上げて、歩みさろうとする老僧を呼び止めた。
“束”の意味
《名詞》
(たば)幾つかの物を一纏めにして括った物。
(つか)梁と棟木との間に立てる短い柱。つかばしら。
(つか)表紙を除いた本の厚さ。
(ソク)(束論)任意の二点に上限と下限の存在する順序集合、あるいは結びと交わりという二つの演算を備えた代数的構造。latticeの訳語。
(ソク)(射影幾何学)μP + λQ の形をした族の零点集合が記述する図形の族。pencilの訳語。
(ソク)(位相幾何学)位相空間の貼り合わせであるような構造の一種。bundleの訳語。
(出典:Wiktionary)
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