“藁束”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わらたば94.7%
わらづか5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見ると、マドレーヌ氏は藁束わらたばの上にすわって、眠ってるコゼットをながめていた。フォーシュルヴァンは半身を起こして言った。
晩の八時から明け方の四時まで、灯火は油にひたした藁束わらたばであった。織り上がると美女は立ち去った。比丘尼は画像の深義を説いてきかせた。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
霜除しもよけに丹精した、御堂のような藁束わらづかの中に、早や小指ほどなが一体。
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)