“藁苞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わらづと88.2%
わらつと11.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
普通に行われているのは餅を一種の藁苞わらづとに入れて、屋敷まわりの一定の樹の枝に引掛けて置き、それから大きな声で烏を喚ぶのである。
二人はっと藁苞わらづとの中から脇差を出して腰に差し、ふるえる足元を踏〆ふみしめて此のの表に立ちましたのは、丁度日の暮掛りまする時。
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
大きなをきって、自在じざいに大薬罐の湯がたぎって居る。すすけた屋根裏からつりさげた藁苞わらつとに、焼いた小魚こざかなくしがさしてある。柱には大きなぼン/\がかかって居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
煤けた屋根裏からつりさげた藁苞わらつとに、燒いた小魚の串がさしてある。柱には大きなぼン/\が掛つて居る。廣くとつた土間の片隅は棚になつて、茶碗、皿、小鉢の類が多くのせてある。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)