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藁苞
ふりがな文庫
“藁苞”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
わらづと
88.2%
わらつと
11.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わらづと
(逆引き)
普通に行われているのは餅を一種の
藁苞
(
わらづと
)
に入れて、屋敷まわりの一定の樹の枝に引掛けて置き、それから大きな声で烏を喚ぶのである。
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
二人は
窃
(
そ
)
っと
藁苞
(
わらづと
)
の中から脇差を出して腰に差し、
慄
(
ふる
)
える足元を
踏〆
(
ふみし
)
めて此の
家
(
や
)
の表に立ちましたのは、丁度日の暮掛りまする時。
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
藁苞(わらづと)の例文をもっと
(15作品)
見る
わらつと
(逆引き)
大きな
炉
(
ろ
)
をきって、
自在
(
じざい
)
に大薬罐の湯がたぎって居る。
煤
(
すす
)
けた屋根裏からつりさげた
藁苞
(
わらつと
)
に、焼いた
小魚
(
こざかな
)
の
串
(
くし
)
がさしてある。柱には大きなぼン/\が
掛
(
かか
)
って居る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
煤けた屋根裏からつりさげた
藁苞
(
わらつと
)
に、燒いた小魚の串がさしてある。柱には大きなぼン/\が掛つて居る。廣くとつた土間の片隅は棚になつて、茶碗、皿、小鉢の類が多くのせてある。
熊の足跡
(旧字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
藁苞(わらつと)の例文をもっと
(2作品)
見る
“藁苞”の解説
藁苞(わらづと)は、藁を束ねて作られる包装。江戸時代に主に作られていた。また、その苞で包んだ土産物・贈り物のことでもある。
(出典:Wikipedia)
藁
漢検準1級
部首:⾋
17画
苞
漢検1級
部首:⾋
8画
“藁”で始まる語句
藁
藁草履
藁葺
藁屋
藁屑
藁屋根
藁沓
藁束
藁人形
藁火
“藁苞”のふりがなが多い著者
杉山萠円
徳冨蘆花
柳田国男
作者不詳
吉川英治
佐々木邦
三遊亭円朝
菊池寛
夢野久作
泉鏡花