“串”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
くし85.7%
ぐし3.6%
かん1.8%
1.8%
さし1.8%
じょ1.8%
じょう1.8%
つらぬ1.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
囲炉裡いろりの灰の中に、ぶすぶすとくすぶっていたのを、抜き出してくれたのは、くしに刺した茄子なすの焼いたんで。
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
物に由りて或はくしされて燒かれしも有るべく或は草木くさきの葉につつまれて熱灰にうづめられしも有るべし。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
砂利場使いのパイスケ二百本ぐしが一人前の仕事。舟から河岸へ一荷ごとに担いでゆく度、小頭から竹箆たけべら一本ずつ渡されて、それが夕方の勘定高になる。
醤油仏 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雛鶏ひなどり家鴨あひると羊肉の団子だんごとをしたぐし三本がしきりにかやされていて、のどかに燃ゆる火鉢ひばちからは、あぶり肉のうまそうなかおり、ちぢれた褐色とびいろの皮の上にほとばしる肉汁の香りが室内に漂うて人々の口に水をかしている。
糸くず (新字新仮名) / ギ・ド・モーパッサン(著)
雛鶏ひなどり家鴨あひると羊肉の団子だんごとをしたぐし三本がしきりにかやされていて、のどかに燃ゆる火鉢ひばちからは、あぶり肉のうまそうなかおり、ちぢれた褐色とびいろの皮の上にほとばしる肉汁の香りが室内に漂うて人々の口に水をかしている。
糸くず (新字新仮名) / ギ・ド・モーパッサン(著)
趙白眼の母親も——一説には趙司晨の母親だということだが、それはどうかしらん——彼女もまた一枚の子供用の真赤な瓦斯織がすおり単衣物ひとえものを買ったが、まだちょっと手を通したばかりの物がたった三百大銭だいせんの九二さしであった。
阿Q正伝 (新字新仮名) / 魯迅(著)
「ええ……え、腕車くるまに、成程。ええ可うがす、可うがすとも。そりゃ仔細わけえ有りゃしません。何、わっしたちに。串戯じゃありません。姉さん、じょ……、そうですかい、済まねえな。」
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
じょう串戯じょうだんをいっちゃ不可ません。誰がそんな、だってお前さん、火の玉の一件じゃありませんか。ええ、おかみさん。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
じょう串戯じょうだんをするな、、誰だよ、御串戯もんですぜ。やぶから棒に土足を突込みやがって、人、人の裾を引張るなんて、土、土足でよ、、足ですよ、失礼じゃねえか、、何だな、、誰だな。」
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
余の郷里にはホゴ、メバルなどいふ四、五寸ばかりの雑魚ざこくずつらぬいて売つて居る。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)