“玉串”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たまぐし85.7%
たまくし14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
北条誅滅ちゅうめつ、王政一統、ふたつながら大願の成った報告がおこなわれ、天皇神拝の御儀おんぎに次いで、玉串たまぐしがささげられる。
何のまじないに使ったものか、青竹にはさんだ祈願用の小さな畳紙たとうがみです。のみならず、その小さな玉串たまぐしの表には、達者な筆で鬼子母神と書かれてあるのでした。
神官しんくわんしよく横手よこてかへ一寸ちよつとしやく指圖さしづをすると氏子うぢこ總代等そうだいら順次じゆんじさかき小枝こえだ玉串たまくしつてしよくまへ玉串たまくしさゝげて拍手はくしゆした。彼等かれらたゞづ/\して拍手はくしゆらなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)