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畳紙
ふりがな文庫
“畳紙”のいろいろな読み方と例文
旧字:
疊紙
読み方
割合
たとう
50.0%
たとうがみ
35.7%
たたうがみ
3.6%
たたみがみ
3.6%
たとうし
3.6%
たゝうがみ
3.6%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとう
(逆引き)
畳紙
(
たとう
)
の包を取り
揃
(
そろ
)
えて
衣裳行李
(
いしょうごうり
)
に入れ、それと、
鬘
(
かつら
)
の箱と、あの時の
傘
(
かさ
)
とを自動車に積んで出掛けたあと、折よく二人きりになったので
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
畳紙(たとう)の例文をもっと
(14作品)
見る
たとうがみ
(逆引き)
ですから、病院へ入ったあとで、針箱の
抽斗
(
ひきだし
)
にも、
畳紙
(
たとうがみ
)
の中にも、
皺
(
しわ
)
になった千代紙一枚もなく……
油染
(
あぶらじ
)
みた手柄
一掛
(
ひとかけ
)
もなかったんですって。
陽炎座
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
畳紙(たとうがみ)の例文をもっと
(10作品)
見る
たたうがみ
(逆引き)
更
(
ふ
)
けゆくまゝに
燈火
(
ともしび
)
のかげなどうら淋しく、寝られぬ
夜
(
よ
)
なれば
臥床
(
ふしど
)
に
入
(
い
)
らんも
詮
(
せん
)
なしとて、
小切
(
こぎ
)
れ入れたる
畳紙
(
たたうがみ
)
とり出だし、
何
(
なに
)
とはなしに針をも取られぬ。
あきあはせ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
畳紙(たたうがみ)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
たたみがみ
(逆引き)
私から頼んで家元に在る装束の
畳紙
(
たたみがみ
)
に装束の名前を書いてもらいました。只圓は装束の僅少な田舎にいたものですから大した骨折ではないとタカを
括
(
くく
)
って引受けたらしいのです。
梅津只円翁伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
畳紙(たたみがみ)の例文をもっと
(1作品)
見る
たとうし
(逆引き)
畳紙
(
たとうし
)
に包んだ仕立物を持って入って来ると急いでテーブルの上で包を解き、眼も覚めるような茜色の式服を取出して自慢らしく繰り拡げながら鶴子の方に振り返り
魔都
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
畳紙(たとうし)の例文をもっと
(1作品)
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たゝうがみ
(逆引き)
雨
(
あめ
)
は
何時
(
いつ
)
も
哀
(
あは
)
れなる
中
(
なか
)
に
秋
(
あき
)
はまして
身
(
み
)
にしむこと
多
(
おほ
)
かり、
更
(
ふ
)
けゆくまゝに
灯火
(
ともしび
)
のかげなどうら
淋
(
さび
)
しく、
寝
(
ね
)
られぬ
夜
(
よ
)
なれば
臥床
(
ふしど
)
に
入
(
い
)
らんも
詮
(
せん
)
なしとて
小切
(
こぎ
)
れ
入
(
い
)
れたる
畳紙
(
たゝうがみ
)
とり
出
(
い
)
だし
雨の夜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
畳紙(たゝうがみ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“畳紙”の解説
畳紙(「たとうがみ」または「たとうし」。元来「たたみがみ」がウ音便によって転訛したもの。帖紙とも)は、結髪の道具や衣類などを包むための紙である。単にたとう、タトウなどとも呼ばれる。
また、詩歌の詠草(草稿)や鼻紙などとして使う、畳んで懐に入れる紙(懐紙)を指すこともある。
着物などを包む畳紙は、厚手の和紙に渋や漆などを塗り折り目をつけたもので、三つ折にした後にその端を折り曲げることで中のものが落ちないようにする。
(出典:Wikipedia)
畳
常用漢字
中学
部首:⽥
12画
紙
常用漢字
小2
部首:⽷
10画
“畳”で始まる語句
畳
畳敷
畳句
畳付
畳半
畳数
畳廊下
畳々
畳算
畳屋
“畳紙”のふりがなが多い著者
杉山萠円
樋口一葉
谷崎潤一郎
作者不詳
中里介山
室生犀星
三遊亭円朝
高村光太郎
泉鏡太郎
佐々木味津三